たとえば紫陽花の花のような、少し陰のあるような美しさって私は好きなんです。彼女のこのアルバム、いかにも美しいジャケット写真とはうらはらに陰の部分が見え隠れする曲のギャップに惹かれました。今日はこのアルバムの2曲目。初めて聴いたときは「このジャケットの美女がつくった曲?」って感じで戸惑いもありましたが、むしろそれでインパクトが強くなりました。ホントシンプルでいい曲です。少ない音数で印象付けるピアノ、曇りを入れたようなアコギとドライなリズム隊が織り成す素敵なメロディー。いまや私のフェイバリットです。