ついに、この日が来てしまった。
長い間CD再発を待ちわびていたルルのスワンプ・ロックなこのアルバム。しかもリマスター仕様で、音もいい!
っで、その1曲目を今日は紹介します。
なんといってもこのアルバムのハイライトのひとつはあのデュアン・オールマンが参加していることだと思う。71年発表という年を考えても、彼のプレーが最高潮の状態に達していた時期だということは想像に難しくない。
この曲では彼のスライドが炸裂!!
音の隙間を縫うように駆け上がる“スカイ・ドック”なスライドは彼のファンならずともたまりません。
そして、それ以上にすごいのは、主役であるルルのボーカル。
「本当にかつてのアイドル歌手か?」と思わせるほど泥臭い歌い回しを披露しています。声を張り上げ、少しダミ声ぽく響かせるところなんかは、アイドルの面影を探すほうが難しい・・・。それほどまでに、泥臭いのです。
当時、このアルバムは、彼女の本拠地だった英国ではまったく受けなかったとか・・・。それはそうだよね。今の日本で言えば、モームスのメンバーがいきなりラウド・ロックをやってしまうようなもんだものね。
でも、既に私のフェイバリットとして欠かせない1曲となっています。
≪From アルバム『The Atco Sessions』≫