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White Line Fever / Jesse Ed Davis

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私の好きな音楽に『スワンプロック』ってジャンルがあります。
要は、60年代後半からのアメリカ南部っぽい、ちょっと砂埃の味がするような音楽なのですが、最近では、フォーキーなものも発掘されていて結構広い枠組みで使われています。

でもね、やっぱり私はハードなものがすきなんだなぁ、この曲のような。

この曲は、最初聞いたハタチぐらいのときからハマってしまいました。その魅力はいくつかあるのだけれど、まずはメロディーラインとゴスペルっぽいコーラス。ジェシ・デイビィスのボーカルは上手いわけではなく、声も細いのだけれど、なぜかこのコーラス隊との相性は抜群!!

そして、なんといっても重たいリズム隊。
このリズム隊は手数は少ないのだけれど、その存在感は圧倒的です。ズンって感じのドラムと歯切れの良いベース。そして、その上にジェシ・デイビス自身の独特のスライドギターが乗っかってくるのです。

彼は、決して目立つタイプではない人柄だったらしいけれど、ミュージシャン仲間からは信頼が厚かったよう。この音楽を聴けば彼の音楽性にも魅力が多かったことが良くわかります。
聴いたことがない人は聴いてみて!!

≪From アルバム『A・B・C』≫