昨日あたりから無性にブルースを聴きたくなって。
それもコテコテのスローブルースをね。
っで、引っ張り出したのがこのアルバム。
昔、まだケツが真っ青な頃、よく聴いていたけれど、改めて聴いてみるとやっぱりいいんだなぁ。
と、いうことで今回はこの曲です。
アルバムのクレジットによると、録音は1972年。ということは、彼の全盛期からはかなり経っているし、ブルースリバイバルもそろそろ下火になってきた頃のものでしょうか。
しかし、そんなことお構いなしに、この曲では円熟味を増したブルースを聞かせてくれます。聴き所はなんといっても、トラディッショナルなスタイル(レジェンドなので当たり前ですが)のエレクトリック・スライド。特にこの時期のものは、ロックの影響からかやや歪んだギターの音色ですが、これがまたカッコイイのです。
ジェームズ・コットンもこの曲でハープを吹いていますが、彼のハープとマディのスライドがこれまたよく呼び合っています。
こうした、楽器同士での会話が聴いて取れるのもブルースのおいしいところ。果たして私メのギターはというと・・・まだまだ足元にも及びません。
≪From アルバム『Can't Get No Grindin'』≫