ジャケットからして、B級な香りぷんぷんです・・・。
私がこの人を知ったのはつい最近。
スワンプロックにはまっていた時に、その人脈を根こそぎ発掘していたときでした。
日本では、ほとんど無名に近いのにさすがはCapricornレーベルのミュージシャン。サザンロックやスワンプロックから影響を受けたプレイを聞かせてくれます。
っで、このアルバムの2曲目のこの曲、意外とかっこいいのです。
シンプルなアメリカンロックナ形式なんだけれど、まずは小粋なリズムが最高なんです。ギターのカッティングと休符を上手く交えたベースライン。なんともおいしい。
そして、サビの部分では、このリズムも一変して、シンコペーションを駆使して、やや重いものとなるのです。これがまたいい!!
決して、歌もギターも上手くはないし、目立つ方ではないのだけれど、南部の音楽の汗臭さをうまくポップスに昇華してしまった感じ。
ギタリストとしても、出すぎず、いい味を出していてとても好感が持てるんです。
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