ロックには音楽的な聴かせる要素とエンタテイメント的な楽しませる要素が同居していると思うのだけれど、このバンドの音楽は間違えなくその後者の方を突き詰めた感じ。
なぜか、リアルタイム世代以外にはあまり支持されていない様で、私メもつい最近中古CDで手に入れてから目覚めてしまいました。
そして、今日はこの曲です。
彼らの音楽は、一般には『ハード・ブギ』って言われていて、ルーズな部分もありながら部分的にはハイテクニックで、且つ重厚な音づくりで迫力もある。そう、典型的な70年代アメリカンロック的なんですが、実はイギリス人だそうです。きっと、パブロックなんかと呼応する動きだったんだと思います(あくまで私の推測ですが)。
この曲にも、乾いたギターのリフ、ドラムより大きいパーカッションの音、ベースとシンクロするリズムギターなど、そんなルーズなロックンロールの魅力がたっぷ詰まっています。
でも、一番の利き所はギターソロかなぁ。
特に難しいフレーズでもないけれど、2本のギターで交互にソロを取るとそれぞれの個性がくっきりわかってとても面白い!!
ロックがもともと備えている大衆音楽としての魅力。
フォガットって、そんな魅力を私に改めて示してくれるバンドでした(笑)。
≪From アルバム『The Best of Foghat Vol. 2』≫