いつの間にやら、すっかりと秋の涼しさを感じる夜が増えてきました。こんな秋の夜長にはファンキーな音楽にしたりたい、ってことで、今日の曲はこのメンフィスホーンズのアルバムから。
彼らは全盛期のスタックスソウルを支えた、かの「MAR-KEYS」をルーツとする二人組みで、さまざまなミュージシャンのセッションでその名前を目にすることができます。
なんせ、私もつい先日、某中古CDショップでこのアルバムに出会うまでは、自身名義のアルバムがあるなんて知らなかったですから。
っで、アルバムのタイトル曲でもあるこの曲ですが、最高にファンキーでカッコイイですわ。80年代フュージョンの香りが残るベースから始まり、やや歪んだコンプがかったギターが絡んでくるあたり、もろに私のツボでした。
もちろん、かれらのプレイも素晴らしくて、メロディを抑えつつも、一歩引くところは徹底的に引いて、バンドとしてのアンサンブルに重点を置いているようなプレースタイルは私の憧れでもあります。
「だれもが自然に腰でリズムを取りたくなるような音楽」
ファンクの原点って簡単にいってしまえばこういった感じだと思うのだけれど、それが見事に具現化されているような印象を受けました。
いつかこんなプレイをしてみたいものだと、ビールを片手に物思いにふける夜長です・・・。
≪From アルバム『Flame Out』≫