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Angel No. 9 / Mick Ronson

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最近になって、「私の好きなギタリスト」の仲間入りを果たしてきたのがこのミック・ロンソン。もちろん、ガキんちょの頃からデヴィット・ボウイのバックなんかで弾いているギターの音はカッコイイと思っていたけれど、まさかそのギタリストにハマるとは思ってもいませんでした。

そんな彼のソロ2作目の2曲目がこの曲。
ミディアム・スローな曲ながら彼のセンスを堪能できる1曲だと重います。

彼の特徴は、なんと言ってもメロディを大切にするギタリストであるということ。イントロのギターなんか、まさにその象徴で、ギターにしか出せない(イヤ、他の楽器でも出せるけれどギターが一番似合うとういう意味でネ)美しいメロディなんです。このギターとボーカルの掛け合いが曲の基本構成なんだけれど、時折響くハモらせたギターの美しさときたら溜まりません。

あとね、サビの部分ではコーラス隊が加わり、ボーカルとの心地よい掛け合いを聴かせてくれますが、後半のギターソロでは、その分厚いコーラスの上をギターがメロディを奏でます。この部分が最高にカッコイイ!!

世間では所謂ヘタウマとしても評判(?)の高いミック・ロンソン。でもね、今や少なくなった“歌うギターを弾く”ギタリストとしては一流だと思います、私はね。