実をいうと、つい最近まではサバスにそれほど興味がありませんでした。私が音楽を聴き始めた頃はメタル全盛期でしたが、当時流行していた様式化した音楽にどうもなじめず、ずっと放置された分野でした。
ところが、ふとしたことから初期の3枚のアルバム聴いてみると、どれもカッコイイ。もろに私のツボだったんです。
そんな訳で、今日は彼らの3rdアルバムから。
実は、この3rdが今のところ一番のお気に入りなんです。なんたって、低音をブリブリ言わせるギターの音と、オジーのハイトーンボーカルのコントラストが一番輝いて見えるのがこのアルバム。
その最たる部分がこの曲ではないでしょうか?
スローで始まる歌メロの部分のまさに“ヘヴィーメタル”な感じから、疾走感溢れるギターソロへの流れ、またその逆の流れもかなりカッコイイんです。
えせギタリストでもある私のツボは、なんといってもそのテンポの変わり目で聞けるギターの巧さ。普通、急にテンポを変えていくと何かしら不自然さが出てくるけれど、ギターの持つドライブ感で完全にカバーしちゃっています。
とりあえず、初期についてはかなり聞いていますが、まだまだ歴史も奥行きも深そうなサバス。また、折をみてレポートします。
≪From アルバム『Master of Reality』≫