偉大なるポール・マッカートニー卿さま。
まずは、あなたにお詫び申し上げます。
私は、あなたのファンであることを公言しながら、ここ数年のあなたの活躍に疑問をもっていました。正直に言えばナメていました。
だから、このアルバムだって、大手コーヒーショップ系レーベルから発売されるとのニュースを聞いたとき、購入を躊躇しました。
そして、2年後、私はやっとこのアルバムを手にし、そして当時購入しなかったことを後悔したのでした。
そこに刻まれた音は、あなたの新しい絶頂期を示すものでした。
例えば、この曲だけを取り上げてもそうです。
素朴で耳の奥に浸透するような分厚いコーラス・ラインに短いさすティーンで踊るようなベースをはじめ様々な楽器が絡み合って、さらにはリズムも変化させ高揚感を生みだす手法は、あなた以外にはなしえない業です。
この曲は、失礼ながら私の目標のひとつとなり、テーマともなりうる曲だと感じております。
すばらしい音楽を教えていただきありがとうございました。
そして、まだまだ私をはじめ世界の多くの方にフレッシュな音楽を発信し続けてください。
かしこ。
≪From アルバム『追憶の彼方に~Memory Almost Full~』≫