この歌、そうかの最強トリオのクリームのカバーです。
本来、ブルースロックっていうよりはサイケデリックな印象の強いこの曲をバディがどのようにカバーするのかってのがとても興味ありました。
そして、聴いたみた印象はというと・・・見事です。
リズムの取り方は、アメリカンなブルーススタイル。ギターのカッティングとオルガン、ハイハットを絡ませていくような感じ。このリズムギターのキレが見事で、多分ストラトだと思うけれど、細い音で的確なコードワークなんです。
対するバディのギターはというと、時折太い音を絡ませながら、自身のしわがれたボーカルと掛け合いのフレーズをつむいでいきます。
なんだか67年当時に少年少女を興奮させたサイケナンバーが、とてもどっしりと落ち着いた感じで大人のロックに仕立て上げられています。
そうそう、このカバーでもサイケの雰囲気を残している部分がありました。メインのメロディ部分のバディのボーカルはフェイザーが軽くかかっているみたい。私としては、骨太のブルースロックでやってほしかったなぁ。
≪From アルバム『Blues Power: Songs of Eric Clapton』≫