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Younger Face / Dan Baird

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「グランジを通過した後のスワンプロック」
そういえば、この音楽を表現しやすいかな。

一見、70年代のSSWかスワンプロックかってようなこのジャケット(私も最初見たときは沿う思ってしまいました)ですが、れっきとした90年代後半のアルバムです。

この曲はそんなアルバムのオープニングナンバーですが、これが実に汗臭く、泥臭い。雰囲気は70年代のスワンプロックそのものなんです。この人のドライブがかって、ドライな歌い方もそんな風だしね。

でも、例えばギターの歪み方や、ドラムのリバーブ感なんてのはグランジ以降の影響も伺えるわけです。この辺りが、この曲のすごいところで、ただの懐古主義で終わっていないんです。

ベアードさんがスワンプな音楽がすきなのは過去のサテライツ時代からわかるし、普通は憧れの音を再現したくなってしまうところなんだけれど、その憧れをモダンな感覚で再現してしまうとは・・・なかなかできませんよね。

という具合に、はまってしまったこの曲が、最近の私の朝のオープニングになっていることは言うまでもありません。

≪From アルバム『Buffalo Nickel』≫