このトロピカルなジャケット、なかなかいけてるでしょ?
迷わずジャケ買いでした。
ハワイ出身ってことは、ウクレレものかって思いきや、あらゆる南国音楽と最近のポップミュージックを混ぜ合わせたようなミクスチャーでした。
レゲエや、R&Bをベースとした曲が多い中、この曲は生粋のポップス。
ハワイアンらしい乾いたアコギとドラムスの音に、ややウェットな彼女の歌声が良くマッチしています。
もちろん、歌も上手いんだけれど、何よりも曲のよさが際立っています。
やわらかいメロディーとサビの部分での幾重にも重なるようなコーラスパターンは私のツボ。とってもおいしい部分です。
そして、トロピカルな雰囲気はリズムがかもし出しています。レゲエなんかでよくある4拍目にアクセントを持たせたリズム隊の絡みはこの曲の重要なポイントになっています。
それにしても、以前レビューしたDiane Birchもそうだけれど、最近の音楽って、どこかトラディッショナル回帰しているものが多い気がしませんか?単に私が気になっているだけなのかもしれませんが、ポップミュージックもまた原点回帰に向かっているのかなぁっと。
≪From アルバム『Anuhea』≫