とってもスタンダードな音楽って、クラシック、ジャズ、ポップスの垣根を越えて耳に焼きつく感じがしますよね。そして、そこから自分の知らない音楽の旅が始まったりします。
今日の曲は、数あるジャズのスタンダードの中で私が1番最初に出会ったもので、ジャズを聴くきっかけとなった曲。
この曲は、もはや誰も聴いたことがない人はいないでしょう。
私は、変拍子などの難しいことはよくわかりませんが、この曲のメロディーが素敵なことは16歳で初めて効いたときから感じていました。
サックスで奏でられるメロディーは甘く、切なく、落ち着いた雰囲気の女性がささやいているような感覚を与えてくれます。
そして、さらに目を見張るのはリフを奏でるピアノ。いくらバンド編成だといっても、リーダーが終始リフの演奏だけに専念するなんてあまり見かけません。そんなところもこの曲の愛すべき箇所ではないでしょうか?
ジャズが難しいと感じる方、こんな曲から入ってみてはいかがでしょうか?きっと私と同じ程度には楽しめますよ。
≪From アルバム『Time Out』≫