何か得たいのしれない美女・・・これまでの私のダスティ観はそんなもので、積極的に音源に触れ合おうとはしていませんでした。
ところが、このアルバムはそんな先入観を拭い去るには十分でした。
そんな素敵なアルバムからの1曲を。
この曲、もろにメンフィス・ソウルなんです。イントロのギターリフ、ドラムの響きからしてメンフィスの香りがプンプンの音なんです。さらに中盤からはホーン・セクションに分厚いバック・コーラスもついて、彼女自身の歌いまわしもそれに近づいていきます。
ただ、どんなに盛り上がっても理性を保ち、ヒートアップしすぎないところはさすがは英国人。また、そんなクールな面持ちが私の彼女に対する好感度を大幅にアップさせてくれました。
しかし、さすがはアトランティック・レーベル。お得意のメンフィス・サウンドを惜しみなく英国の歌姫にまで提供し、さらに魅力の増すようなアルバムを作ってしまうとは・・・。
単純な私メはすっかり虜にされてしまったのでした。
≪From アルバム『Dusty in Memphis 』≫