だれもが一度は見たこのとのあるこのジャケット。そして、気にかかるジャケットの“おばちゃん”。今夜はエラの名盤から。
実は、恥ずかしながらこのレコードを買ったのはごくごく最近なんです。ずっと気にはなっていたんだけれど・・・、本能的に泥臭いロックが好くな私にはなかなか手がでない高嶺の花だったのです。
そして、実際に聴いてみるとこのオープニングナンバーですぐにこのレコードの世界に酔いしれてしまいました。イントロの繊細なギターの音色、しっかりと脇を固めるリズム隊、艶やかな声のエラ・・・何をとっても捨てがたいのですが、曲の最後部分のエラによるスイング感満点のスキャットには心底感動を覚えました。
あんななめらかに唄っていた女性が、こんなスキャットをして見せたら・・・そのギャップにどんなに多くの人が引き込まれていくんだろう?
≪From アルバム『The Ella in Berlin』≫