普段はあまりインストものは聴かない私のなのですが、このインスト曲は格別に好きなんです。この時代のフュージョンっぽいインストものは退屈してしまうことが多いのですが、この曲は前半のブルージーな部分から後半のフュージョンへ流れていくのがまた好きなんです。
っと言うことで、本日の1曲は元ストーンズのミック・テイラー。彼のソロ・アルバムから。
この曲は、本当に凄い。何がって、ゲストでリトルフィートのローウェル・ジョージが参加しているから。ストーンズとフィートって、どう考えても結びつきが薄いような感じがするのですが、実はストーンズは一時期フィートのライブにもよく顔を出していたそうなんです。
ミック・テイラーもローウェル・ジョージの特異なスライド・ギターには衝撃を受けたのではないでしょか?
そんなエッセンスが、この曲からも感じられるんです。
なんと言っても、出だしのミックのソリッドなギターと対比するようなロング・トーン・スライド。この流れは曲の中盤でもいくつか見られるのですが、これが結構心地よいのです。お互いに自分の持ち味で相手を引き立てているような姿が目に浮かびますわ。
それにしても、数年前のジョン・メイオールのバースディ・コンサートではすっかりむちむちな体になった姿を見せ付けてくれたミック。
若い頃はやっぱり男前ですわ。
≪From アルバム『Mick Taylor』≫