ジャズについては本当に難しいことはわかりません。でも、やっぱり姿勢を正して聴くようなジャズよりはラフな格好で楽しめるジャズの方がすきなんだなぁ。
このアルバムは、ジャケットを見てもわかるとおりとっても普段着なジャズなんです。内容もそのまんま、とっても楽しそうにデュエットしています。
そんな中でこのスタンダード曲、この二人の個性がとてもはっきり出ていて、歌い手による曲の違いを楽しむことができます。
最初はエラ。彼女はもちろん美声で誰もがうっとりするような素敵な歌になっています。
後半はなんと言ってもサッチモ。最初はトランペットを吹いていたのにスキャットを手始めにメインボーカルを奪うのですが、このダミ声でこんなバラードを歌われた日には、もう卒倒してしまいそうです。賛否両論あるとは思いますが、ある意味最高のボーカリストではないかと。少なくとも私は大好きです。
そうそう、ちなみにバックのピアノはオスカー・ピーターソンだそうで・・・なんと豪華な顔ぶれのセッションなんでしょう。立ち会えた人は幸せだなぁ。
≪From アルバム『Ella and Louis』≫