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so what/Miles Davis

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暑苦しい音楽に疲れたときは、こんな曲が聴きたくなりませんか?

名盤「kind of blue」の頭に収められたこの曲。

「モード」って言葉はわかんない私でも、それまでのジャズとは明らかに違うことは判りました。

永遠とリフレインが頭に残るような心地よい錯覚を与えてくれます。

now the time/Charlie Parker

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高校生の時、まだジャズが何かもわからなかった私に、当時通い詰めていたレコード屋の常連が「バードのサヴォイ盤を聴いてごらん」と言ってくれた。きっと、この言葉がなければジャズ自体に興味を持つこともなかったのではないだろうか?っというわけで、今日は彼の代表曲のこの曲を。やっぱりリフを作るのがとってもうまい。図太い音でぐっとせり出してくるような「男気」がたまんないね。そして、この曲を聴くたびに感じるのは、ジャズはやっぱり「当時のポップス」なんだなぁっと。だから私のように60年後の人間でも違和感なく聴くことができるんだよね。

G JAM/the Saturday Night Live Band

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あの怪物番組「サタデー・ナイト・ライブ」から生まれたバンド。私と同じ世代で私のようにいまいちジャズ・フュージョンにとっつきにくい人、入門編としてこのアルバムをオススメします。ホント、このアルバムはどの曲も捨てがたいのですが、今日は2曲目のこの曲を。ミディアムテンポの曲ですが、このバンドの最大の特徴である厚いフォーンセクションが最大限に活きています。そして、バックのリズムもなんとファンキーなこと。コンプが効いたギターもかっこよすぎます。そして何よりとってもポップなんだなぁ。

something cool/June Christy

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癒しのジャズボーカルとはまさにこんな曲を指すのではないだろうか?訳あって昨夜は汗だくになり疲れきっていて、体が求めたのはこの曲だった(スポーツ飲料のフレーズみたいですみません)。でも、この曲を聴くと本当に落ち着く。残念ながらCDでしか所有していないけれど、ジュークボックスみたいな音で聴ければもっと癒される曲なのかもしれない。そう考えると半世紀前にこの曲をパブやバーのジュークボックスで聴いたアメリカ人が羨ましい・・・。

Monk's Mood /Thelonious Monk

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久々の書き込みはジャズから。わたしのファバリットピアニストのセロニアスモンクの最高に素敵なこの曲。実は収録されているアルバム中唯一バンド形式で録音されているもの(他の曲はピアノだけ!!)。その名のとおりモードの様式なのだけど、この人のタイム感覚はすごい。モードはあえて音や時間のスキマを作るだけに高度なセンスが要求されると思うのだけど、この人は時間と空間を自在に操ることができるようです。まったく無駄がない。マイルスがモンクにいちゃもんをつけたという逸話があるけれど、そんなセンスへの嫉妬があったんじゃないかなぁ・・・なんて、私の想像です。