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There's No Way Out Of Here / David Gilmour

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とっても美しいんです、この曲。
最近、ようやくギルモアさんのソロアルバムを手にしたのですが、やはり彼のギターの音、フレーズ、タイム感...どれをとっても美しいなぁっと。

これまでは単にピンク フロイドのギタリストとしてしかみていなかったけれど、こんな曲を聴いてしまっては私の中の最重要ギタリストの仲間入りですね。

どっしりとしたリズムをバックにエコーたっぷりのリードギター、ジャリッとした感じのリズムギター絶妙に曲をつむぎだしていきます。リードギターはとても綺麗な音色で、ボーカルに絡めたフレージングを展開するのだけれど、これがいいんだぁ。

ヘビメタあたりの様式化された美しさとは別次元の完全な泣き節。泣き節なんだけれどブルースっぽさはあまり感じないのね。この辺りがこの人のすごいところかと。

っと、演奏のことばかり書いてしまいましたが、曲自体もすごくいいです。もしコレをフロイドでやると大作的になってしまうんではないかと思うような単調かつ広がりのある曲ですが、それをいい具合にまとめちゃったって漢字でしょうか。

ゆるやかに気持ちを高めるような曲なので、最近は朝の通勤で欠かせなくなっちまいました。

≪From アルバム『David Gilmour』≫
≪From アルバム『』≫
≪From アルバム『』≫

恋は悲しきもの / Derek & the Dominos

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実は、クラプトンが好きと言い放っていた私ですが、このアルバムは最近まで聴いたことがなかったんです。

理由は、もともとの「イン・コンサート」ってアルバムをアナログで所有していて、その録音状態にうんざりしていたから。日本版であることも災いして、かなりモコモコな音で、とても4ピースの緊張感を感じるまでにいたりませんでした。

ところが、先日、たまたま中古で発見したこのアルバムを聴いてみてどうでしょう、ライブの臨場感が生々しく伝わってくるではありませんか。

特にこの曲ではイントロのワウの音色からして生々しい。ギターの音色も心地よく、リズム隊の音も輪郭がくっきりしているので非常にリアル。

ボーカルを取りながらソロでは泣きのリードギターを弾きこなすクラプトンを目の前にして聴いているようで、技量や充実感も伝わってくるかのようです。

オールマンのライブも90年代に出たリミックス版の方が好きだったけど、ドミノスの場合もそれとまったく同じ印象でした。なんだかこの2つのアルバム、いろいろな意味で似てるなぁっと感じるのは私だけでしょうか?

≪From アルバム『Live at the Fillmore』≫

Blue Suede Shoes / John Lennon (plastic ono band)

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今さらながら、世界で一番好きなライブアルバムはコレです。
ちょうど私がロックンロールになじみ始めた頃にCD化されて、以来ずっと聞き続けています。

ジョン自身が慣れ親しんだカヴァー曲やオリジナル曲を気心知れた仲間たちとぶっつけ本番でやるっていうシチュエーションで、独特の緊張感とバンドの一体感を感じることができて何度聴いても聞きあきない。

特に、この1曲目のプレスリーのカヴァーは、ジョン自身の緊張度合いも伝わってくるようで好きだなぁ。ジョンのカジノのやや細い音と、クラプトンの太い音色のリードギターが良く合っている!

ビートルズでは、ギブソン系のギターの音色が2本重なることはあまりなかったから新鮮だし、その後のハードロックを予感させるようなコンビネーションだと思いますが、いかがでしょうか?

いまからさかのぼれば40年以上前のライブなのに、この演奏とグルーブが古さを感じさせないんだよね。

しかしながら、脱帽なのは、ジョンのロックな歌声でも、クラプトンの流暢なギターでもなく、ジョンの弾くリズムギターの上手さ。こんなグルービーなリズムギター、歌いながら弾くのって相当難しいよね。

≪From アルバム『Live Peace in Toronto』≫

I Wrote This Song For You / John Valenti

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明けましておめでとうございます。
最近更新が滞っていたこのブログも、今年こそはまた適度にアップしていきたいと小さく心に誓った本日です。

っで、そんな今年の一発目はこの曲です。
長らく探していたのですが、やっと数年前の初CD化のものを手に入れることができました。

発売当初から知る人ぞ知る、“白いスティービー・ワンダー”の異名をとるヴァレンティさんのアルバムですが、ジャケットも素敵だよね。

全体を通して、スティービーというよりは、ニューソウル全般の影響がぷんぷんと。特にこの曲はその代表格かも知れません。

スティービーのような鍵盤とハーモニカの使い方にカーティスのようなホーンセクションと揺れるギター。ワウギターもいいけれど、とくにカッティングギターは私のツボです。ぜひ、練習してみたいって久しぶりに思わせてくれました。

メロディラインもとても綺麗で、甘くて、でも芯の強いメロは変な異名がなければ本当にヒットしたんではないかと思うほど。大好きなメロディですね。

しかし、聴けば聴くほど、鬼才 トッド・ラングレンとの共通点が見えてくるのは私だけでしょうか?ソウル好き、美メロ、アレンジの完成度の高さ、B級路線など・・・そんな彼らが好きな私も所詮B級路線なんだろうなぁ。

≪From アルバム『anything you want』≫

Jody Williams / Jody Williams

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実は、昔、なにかの本でこの人の名前を見て、印象に残っていたんだよね。でも、なかなかこの人名義のCDに出会うことはなく、忘れかけているところにこいつを見つけてしまいました。

実は、ブルースリバイバルブームの後、音楽界を離れてサラリーマン生活をしていたとのこと。そして、サラリーマン引退後、音楽界で現役復帰となったようです。

その復帰作の2曲目、渋いスローブルースですわ。
さすがに貫禄の声と、ギターさばきって感じです。

特に私が好きなのは、この人の声。深い声質でのルーズな歌い方は、妙に説得力があってすきですね。

そして、ジャケットでも見られるES-335の張りのある音色。改めてこのギターがブルースで活躍するギターなんだと確認できてしまいました。

しかし、かつての第一線のミュージシャンが、長いサラリーマン生活を経て復帰するなんて、いかにもアメリカらしいよね。日本だったら・・・ないだろうなぁ。

≪From アルバム『Return of a Legend』≫

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