Amazon.co.jp ウィジェット

トップ > 音楽レビュー > 日本のロック

Japanese Temple/ SNAKEMAN'S BAND

ファイル 73-1.gif

とっても御無沙汰してしまいました。
そんな、ご無沙汰からの復帰はじめがこの曲というのはどうかと思いましたが、やさしくお許しください。

ジャケを一見しただけならば、「またビートルズかよ」っと言う人もいるかもしれませんが、じつは日本が誇るお笑いレコード、スネークマンズ・ショウの続編的な内容なのです。ちょっとした音あそびですね。

っで、やっとの思いでこのCDをゲットしたわけですが、買うときからこの曲が妙に気になっていました。そして、ステレオから流れてきたのは、予想以上に作り上げられた笑いの音でした。

リズムはまさにお経。
そのリズムに乗せて、お経調のお笑いフレーズがちりばめられているのです。その感覚はちょっとした和製ラップのようなもの。やっぱり日本人にはバックビートのラップよりは、木魚のリズムにのせたラップのほうがしっくりきますわ。

私自身、こんな感覚は目からうろこでした。
まじめにこの曲を作っているメンバーの方々、ぜひそのメイキングなんかを見たいと思ってしまいました。その精神は、ジャケのSGTペッパーズに通じるものがあると感じる私でした。

≪From アルバム『カムトゥギャザー(一緒にいこう) 』≫

DOWN TOWN / シュガー・ベイブ

ファイル 26-1.jpg

外の風はもうすっかり春。今日も帰り道に何気なく聴いていた音楽からこの曲が流れてきた瞬間、意味もなく“いいなぁ~”と感じてしまいました。

音楽が好きな人にはおなじみのこのアルバムの2曲目。そう、とってもかっこいいギターから始まり、ギターのカッティングが耳に爽やかさを与えてくれるのです。もちろん、メロディ・ラインも最高でドゥー・ワップやリズム&ブルースなんかの影響を日本式に解釈したってところでしょうか?とにかく、今日のあたたかい風にさらされ、ネオンの光に照らされていた私にはジャスト・タイムな曲でした。

こんな完成度の高い曲をつくり、文句のつっこみようのないアレンジをしてしまうんだからこのバンド(とくに、達郎さんですか・・・)の才能の凄さには感服してしまうばかりです。当時の彼らと同じ年の頃の私には・・・こんな芸当できません、悲しいですが。

≪From アルバム『SONGS』≫

夕方HOLD ON ME / サザンオールスターズ

ファイル 16-1.jpg

サザンのこのアルバム、リアルタイムでは聴いていないけれど初めて聴いたときから今日この時まで大好きです。何と言うか、日本のポップスに大切なものがすべて詰まっているような気がします。

今日のこの曲は、当時からシングルカットされたわけでもないし、とりわけ派手な曲でもないと思う。だけど、こんな耳障りのよくて、エッセンスのたっぷり詰まった“和製ポップス”ってあまりないと思いませんか?海の向こうの洋楽とも、ドメスティックなJ-POPとも違うこの感覚、私は大好きです。

もちろん、完成度も高くて私はコンプの効いたリズム・ギターとシンプルなのにメロディックなベースラインが好き。そして、力いっぱいのボーカルとゴスペルチックなコーラスのアレンジも。誰も文句のつけようがないんじゃないかと思います。

こんな曲が人前で演奏できたら・・・他になにもいらないくらい幸せでしょうね。いつかはやってみたいなぁ・・・って妄想にふける今宵でした。

≪From アルバム『人気者で行こう』≫

雨上がりの夜空に / RCサクセション

ファイル 17-1.jpg

もし、「日本でイチバン好きなボーカリストは?」って聞かれたら私は忌野様の名前をあげるのかなぁ。この人は私の中ではミック・ジャガーと同じくらい強烈な印象のボーカリストなんです。誰もが憧れるけれど、みんな真似できない・・・ロックをやっててこれは最高の資質じゃないかな。

っで、今日はその忌野様が在籍したRCサクセションのライブ・アルバムから。この頃は、まだ上昇気流にのる直前だったらしけれどどの曲もパワーあふれてカッコイイ!!その中でも、やっぱりこの名曲でしょう。日本人なら誰もが一度は耳にしたことがある曲だとおもうけれど、何度聴いても飽きない曲だよね。

このライブ・バージョンではチャボさんのギターもコーラスもさえているし、ホーンセクションも唄いまくってます。当然、どっしりとしたリズムに支えられてね。忌野様もとっても心地よさそう。

忌野様は闘病生活から復活しつつあるらしいですが、一度は絶対ライブを体験しに行きます!!

≪From アルバム『ラプソディー』≫

I saw mommy kissing Santa Claus/Petty Booka

ファイル 82-1.jpg

クリスマスソングを紹介するのも今年最後かと思われる今宵、取り上げる曲はまたまたペティーブーカです。

これまでも何度か彼女たちの関わった曲は紹介してきましたが、本人達の名義ではこれが初めてのハズです。
なんといってもキュートな彼女達の声、この曲の日本語バージョン(シングルに収録)でその魅力を発揮しています。
そして、バックの演奏はなんとDr.Kことギタリストの徳武氏のほぼ宅録というからとっても贅沢。

とにかく、世間とは一味違ったクリスマスソングを求めている方は、この曲をぜひ聴いてみてください・・・現在、アメリカからの“輸入盤”として売られているらしい(笑) ですよ。