いよいよカウントダウンの始まったクリスマス。私にとって、最高のクリスマスソングがコレ。もちろんウクレレがメインな訳ですが、それだけにとどまらない魅力があるんです。
まずはペティ・ブーカのキュートな歌声。過去にも書いたことがありますが、彼女達の歌はホントに癒されます。この曲でも裏パフィーぶり全開です。
そして、ベース。さすがはサザンのベーシスト。ウクレレだけれど、ハワイアンではなくカリプソっぽいリズムとなっています。そこがまたポップさを増している要因なんだろうけれどね。
そうそう、歌詞に“エルヴィスのブルー・クリスマス”ってくだりがあるのもロックファンを引き付ける大切な要因でした。
いろいろと魅力はあるけれど、たいしたヒットはしていない模様・・・。私以外のこの曲のファンの方、いたら名乗りをあげてください。
ウクレレクリスマス/関口和之、petty booka etc.
FRIDAY NIGHT エビフライ / バンバンバザール
「やっぱ エビフリャ だがね!!」
こんなフレーズで始まるこの曲、大好きです。
いまいち名古屋メシになじめない私ですが、エビフリャだけは大丈夫。しっぽの先まで食べられます。
肝心のこの曲は、まさに和製ジャイブ。古臭さと新鮮さが混在するような曲です。たぶん、昭和初期のジャズブームを体験した方には懐かしい音楽で、私のように若さあふれるもの(?)にはとっても新らしいのです。
そして、福島さんの作る歌詞、とってもリズムを持っていて好きなんです。言葉のリズムがものすごく活きていて違和感がありません。
昔ライブを見に行ったときは、感動のあまり話しかけて、から揚げまでごちそうになりました。ぜひぜひ、また生でこの曲を聴きたいもんです。
夕焼け前 / SOY
学生の頃、初めて聴いた瞬間にとっても気に入った曲。だいたい最初の印象がいい曲はすぐに飽きるケースが多いのだけど、コイツはいまだにお気に入りですわ。
何のヘンテツもない純粋なポップスだけれど、そのメロディにはうっとりするものがあります。そして、一部のギターキッズ達の憧れの「山弦」が母体になっているだけあって、アレンジなんかはとてつもなく凝っています。個人的には随所で聞かれるゆらゆらのトレモロ・ギターがマージービートっぽくて好きなのです。
一度はライブにいってみたいという夢は近年の活動状況から絶たれてしまいましたが、このCDは永遠の愛聴盤となりそうです。
しゃアない節 / 桑田佳祐
もう10年以上も前からの愛聴盤。サザンとは違った雰囲気のシンプルなサウンドが好きなんです。そのなかでもこの曲は、桑田さんのメロディセンスに加え、ギターの小倉博和さんのセンスが弾けているような気がして、とても好きなのです。
何が好きかというと・・・桑田さんのボーカルに掛け合うようなストラトの音。まったくのブルース・ギターではなく、どちらかというとメロディック。こんなセンスの良いギターはなかなか聴けない。
そして、音の隙間を大切にしたアレンジ。これがあるからすべての楽器のシンコペーションが良く見えてきます。
何回も彼のプレーを生で見ているけれど、歌心あるギターの演奏は毎回新鮮な驚きを与えてくれます。
スーダラ節/クレイジー・キャッツ
先に断っておきますが、当然リアルタイム・リスナーではないですよ私は。でも、植木は日本のミュージシャンで好きなボーカリストのひとりなんです。映像がなくても音の世界だけで“面白い”のです。なんというか、それが声にあらわれている。おそらく笑いながら唄い、それを自然に聴かせることができるのは彼だけだと思います。神業です。
っでこの曲ですが、だれもが知っている超有名な曲ですよね。実はもうコレだけで凄いんです。老若男女すべて聴いて笑みを浮かべられる曲なんてそうはないでしょう。なんといってもサビの“スイスイスーダラダッタ・・・”のフレーズは植木さんの歌い方も相まって、一度耳についたら離れません。