このアルバム、本当に私のバイブルのようなもので、今後も何度か取り上げるとは思いますが、今回の曲は9曲目(LPならC面2曲目)で、中盤を盛り上げる曲を。とっても激しいギターバトルを展開するんだけれど、実はクラプトンひとりの自作自演なんだって(レスポールっぽい音も聞こえるんだけれどなぁ)。曲のテンポ、アレンジともにとてもかっこいいし、なによりもこのアルバムの音作り(モコモコした感じの音)によって厚みと勢いが増している感じがする。やっぱりドミノスははずせません。
恋は悲しきもの/Derek and the Dominos
black magic woman/SANTANA
夏になるとこの曲が恋しくなります。とっても好きなんです、初期のサンタナ。シンプルな演奏とリズムのうねり、過度に誇張しないギター、そのどのバランスも絶妙です。この曲も基本的にはパーカションとドラムが作り出すリズムにハモンドやギターで色付けしていくタイプですが、メロ楽器がリズム楽器に絡みつく瞬間なんかやっぱりかっこいい。こんな演奏が出来れば素敵だろうなぁ。
雨の日と月曜日は/Carpenters
私の住んでいるところでは、今日も雨。憂鬱な気分にさせる陽気にはこの曲が恋しくなります。シンプルな曲なんだけれど、それ故に曲のよさがわかりますよね。中学生の終わりごろ、毎週日曜日の夜にはこの曲を聴いて月曜日を乗り切っていました。わたしの原風景のひとつのような曲かな。
Crying, Waiting, Hoping /Dave Mason
このジャケット、素敵でしょう?
ジョージやクラプトンとも親交の深い彼の75年のアルバムのからです。1曲目のタイトル曲はファンキーなインスト曲。
これもかっこいいけど、あえてバディホリーのカバーであるこの曲を。
なんと、カリプソチックなアレンジでとっても新鮮。特に右の方に聞こえるリズムギターがなんとも素敵。改めて、彼のセンスを感じる一曲でした。
saturday in the park/Chicago
私と同じ世代の人間にとって、シカゴは少し敬遠されているかもしれません。世間では“ブラスロック”なんていわれているけど、そんなこと気にせずにとってもよいポップスを提供してくれます。もちろんみんなが知っているこの曲もそんななかのひとつ。硬くレンジの狭いピアノに始まり、踊るようなベース、耳になじみやすいメロディまですべてのパートがアレンジが行き届いている感じ。若い人はぜひ聴いてみて!!