私は小奇麗な格好をするのが苦手です。むしろ嫌いなのです。逆にキタナイ格好は永遠の憧れなんです。よれよれのTシャツなんて大好物!! そんな私の嗜好は、この人が好きだからかもしれない。
ジャケから見る限り、この頃の彼はとってもキタナイ。そんな格好の男が、こんな素敵な歌を唄うからたまんないんだよね。派手な歌ではないし、声も決していい声ではない。でもね、心に染込むようなメロディ・ラインは誰の心に対しても共通のものではないでしょうか?
こんなことを書きながら、心の中で「長髪願望」が目覚めそうな私でした。
孤独の旅路/Neil Young
ain't that a shame/John Lennon
久々に、引っ張り出して聴いてみたら、ほぼ全曲歌詞を口ずさむことができました・・・。
高校生の頃毎日のように聞いていた時期があったもんね。とっても好きなアルバムなのさ。
っで、この曲はそんな曲たちの中でもひときわ私の心をつかむんですわ。イントロのドラムとピアノだけでもう卒倒してしまいそう。
そして、ジョンの歌い方。とってもロックンロールです。ビートルズ初期を思い出すようなシャウトが最高です。
それに絡むのがホーンセクション。ウォール・オブ・サウンドがまさにハマってます。思わず腰でリズムをとってしまいまった私です。
Have You Seen My Baby?/Ringo Starr
今日のように陽気な日差しに包まれる日には、リンゴの歌声が良く似合う。
ごめんねリンゴ、他のbeatle達より紹介が遅れてしまって。でもこのアルバムはジャケットも収録曲もホント傑作だよ。
そしてこの曲、実はランディ・ニューマン作、リードギターがマークボランというなんとも贅沢な曲なんですわ。ビートルズでは唄わせてもらえなかったアップテンポのブギーをたのしそうに歌い上げています。
バックの演奏も重厚なホーンや軽めのピアノが彩りをつけてとってもポップなんだよね。
それにしてもボラン、T-REXでは見せないような上手い?ギターも無難にこなせたんだね。
walk on the wild side/Lou Reed
今日は東海地方、台風の影響で風がありわりと涼しいです。こんな夜だからこそ聴きたくなるのがこの曲。大好きです、ホントに。ニューヨーク・パンク・ロッカーによるフリーソウルといったところでしょうか?とにかく、ベースもアコギもコーラスもそして話しかけるようなボーカルもすべてがとってもシンプルで、なおかつかっこいい。彼のソロの音源はあまり多くは知らないけれど、その魅力はいつもひしひしと感じております。
The more I give/Dr. feelgood
いや~、久しぶりに聴きました。これはもはやパブロックの名盤として有名ですね。小気味よいウィルコのカッティング・ギターが最高です。でも、このグループの本当の魅力は「ブラックミュージックへの憧れ」の部分にあると思うんです。それもブルースから当時のニュー・ソウル系まで多岐にわたっています。っというわけで、渋めですがこの曲を取り上げます。例によってカッティングギター中心の進行ですが、その中に色々なブラック・ミュージックからの影響を感じます。ロックンロール的な部分だけがクローズアップされるグループだけれど、いかにもイギリスらしく、色々なものを積極的に消化しようとするところが大好きなグループでした。