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He Wasn't / Avril Lavigne

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久々の更新はこの曲。
なんといってもパンキッシュなソリッドな音がかっこいい曲です。
ご存知、いまや世界の人気スター、ラヴィーンの2ndアルバムからの1曲です。

彼女のこと、実はずっとのめりこむタイプではないなぁっと思っていましたが、最近になって過去のアルバムを聞き返し、そのちょっと子悪魔的で、カリスマ的な魅力に気づいてしまいました。それ以来、私の携帯プレーヤーに大量登録されています。

この曲はホントにシンプルな曲なんだけれど、それが最大の魅力になっている感じ。バックのリズムだって、ギターだって決してテクニカルではなく、パンクの香りがプンプン漂っているけれど、それがまた魅力的。彼女のエッジの鋭いボーカルもとてもマッチしているし。

実際、割ときれいに歌う女性ミュージシャンが多い中、彼女のような存在はとっても貴重だと思うのです。ちょうど、グラムロックブームの最中に、紅一点でスージー・クワトロがいたように。

まだ聴いていないけれど、彼女の3rdアルバムも買わなきゃね。

≪From アルバム『Under My Skin』≫

MARLEY PURT DRIVE / LuLu

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ついに、この日が来てしまった。
長い間CD再発を待ちわびていたルルのスワンプ・ロックなこのアルバム。しかもリマスター仕様で、音もいい!

っで、その1曲目を今日は紹介します。
なんといってもこのアルバムのハイライトのひとつはあのデュアン・オールマンが参加していることだと思う。71年発表という年を考えても、彼のプレーが最高潮の状態に達していた時期だということは想像に難しくない。

この曲では彼のスライドが炸裂!!
音の隙間を縫うように駆け上がる“スカイ・ドック”なスライドは彼のファンならずともたまりません。

そして、それ以上にすごいのは、主役であるルルのボーカル。
「本当にかつてのアイドル歌手か?」と思わせるほど泥臭い歌い回しを披露しています。声を張り上げ、少しダミ声ぽく響かせるところなんかは、アイドルの面影を探すほうが難しい・・・。それほどまでに、泥臭いのです。

当時、このアルバムは、彼女の本拠地だった英国ではまったく受けなかったとか・・・。それはそうだよね。今の日本で言えば、モームスのメンバーがいきなりラウド・ロックをやってしまうようなもんだものね。

でも、既に私のフェイバリットとして欠かせない1曲となっています。

≪From アルバム『The Atco Sessions』≫

Freefall / CAMEL

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このバンド、何枚かアルバムを持っていますが、名盤との誉れ高いこのアルバムだけはなぜか持っていませんでした。そして、このアルバムを手にした今、最初にこれを買うべきだったと公開しております。

もちろん、私の所有している他のアルバムもプログレしてるんだけれど、このアルバムの完成度の高さには到底及びません。

っで、そんなアルバムの1曲目が今日、紹介する曲です。

もう、イントロからしてカッコいい。単純なシンコペなんだけれど、これを聴くだけでワクワクしてきます。

そして、ドラムのなんてカッコいいことか。タイトなリズムでやや音数も多めに、ちょっとしたフェイクも交えて・・・文句のつけようがないです。

さらに、メロディアスでテクニカルなギター。決して目立つような音やフレーズではないけれど、自然に流れるようなメロディと癖のない弾き方が印象的。

プレグレって言うと、どうしてもヘヴィーな方向だったり、しまりのない音の方向へ行ってしまいがちだけれど、これだけタイトなリズムとそれに対する各楽器の早いレスポンスで音楽が完成しているのを聴けるのはとても新鮮でした!!

しばらくは、私のプログレ部門の愛聴盤となりそうな雰囲気。
早くもハマってます。

≪From アルバム『MIRAGE(蜃気楼)』≫

Melody/ Bill Wyman & the Rhythm Kings

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魅力的なグループって、絶対的な人気を博する人のほかに必ず影に徹する人がいると思うのです。

たとえば、ビートルズのジョージ、ジミ・ヘンのエクスペリエンスでは、ミッチ・ミッチェル、クラプトンのいたドミノスではカール・レイドル、そしてドリフには高木ブー・・・そして、かつてストーンズにはビル・ワイマンがいました。

今日の曲は、そのビルのストーンズ脱退後のソロから。

この曲、ブルースやR&Bにちょっと精通した人にはたまらない面子でございます。

リード・ギターはクラプトン、リード・ボーカルはジョージィ・フェイム、そしてベースは主役のビル。そう、60年代にブルースやR&Bを志し、それぞれの視点からアプローチしていた人たちの競演なのです。

クラプトンはいつものとおり、クラプトン節とでも言うべきフレーズを連発。フェイムはかつての勢いこそないものの、非常にファンキーな歌いまわしを披露してくれています。

そして、ビル。やっぱり目立つような派手なプレーではないのですが、非常に安定していて、他の共演者がみんな演奏しやすいような雰囲気を作り出しています。こんなに視野が広いプレースタイルだなんてちょっと驚きです(だって、ストーンズ時代には割りとルーズなことも多かったので・・・)。

しかし、やっている本人たちもこのセッションはとても楽しいのだろうなぁ。本当にみんながのびのび演奏している姿が目に浮かびます。それもこれも、リーダーのビルが自身のベースでしっかりと安定した土台を作っているから。

寒い夜にちょっぴり大人な、ビル・ワイマンの音楽はよく合います。

≪From アルバム 『struttin' out stuff』≫

Winter Wonderland / Darlene Love

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世間はめっきりクリスマスムードになってきました。
今日も立ち寄ったCDショップではクリスマス企画モノのコンピレーションが大々的にプロモーションされていました。

最近ではあまり見かけないけれど、60年代にはレーベルやグループなどの単位でクリスマス企画モノが結構多かったようです。特にモータウンの関係は今でもよく見かけます。

っで、今日のこの曲は所謂フィル・スペクター一派のクリスマス・アルバムから。

60年代の彼の一派というと、ガール・グループが多かったのですが、ソロシンガーとして中心人物のひとりだったダーレン・ラヴです。

同じ一派のロネッツに比べれば知名度は低いものの、この曲の出来はなかなかすばらしいですよ。

まずは、ウォール・オブ・サウンドで作り上げられたスペクターサウンド。この曲では、企画モノにもかかわらずこの手法が惜しみなく使われています。

分厚くやや歪んだ音でホントに目の前に「音の壁」を感じてしまいます。

彼女の歌もすばらしく、とってもソウルフル。声質がもともとそうなのかもしれないけれど、それ以上に歌いまわしがカッコいいですわ。

コーラスもシンプルなハーモニーが多いけれど、ややラフな主役の歌声をがっちりサポートしています。

昔の映画なんかで見るロック前夜の古き良きアメリカの光景って、まさにこんな曲が街中から聞こえてくるんだろうなぁって勝手に想像したくなるようなこの曲。
クリスマスソングってだけでなく、スペクターサウンドを体験したい方も如何?

≪From アルバム『A Christmas Gift For You』≫