「またかよ~」・・・そんな声も聞こえてきそうですが、実は違います。90年発売のボックスセット『Layla Sessions』をついに購入しました。思い起こせば、これまで何度手に取り、棚に返しを繰り返してきたことだろう・・・。そんな生活とも今日でおさらばさ。
っで、その中でもこの曲のこのアレンジはとっても気に入りました。当然のことながら、オリジナルアルバムにも収録されて、今もクラプトンのレパートリーとなっていますが、ここでのアレンジはミドル・スローのラグタイム風。これがとっても新鮮に聞こえました。冴え渡るギターのフレーズもさることながら、オリジナルよりも肩の力を抜き気味に歌い上げる姿に感動を覚えてしまいました。
長いことLP、リマスターCD、リミックスCDと色々なフォーマットで聞いてきましたが、このボックスは文字どおり“決定版”となりそうです。永遠に私は『レイラ』を聴き続けるっと確信したのでした。
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Have You Ever Loved a Woman [Alternate Master #2] / Derek & the Dominos
Highest High / the Brand New Heavies
彼らのこと、学生の時のダチに大好きなヤツがおりまして、そいつの部屋でよくかかっていました。そして、その影響で私も徐々に好きになっていったのですが・・・。
っで、今日のこの曲、その辺に転がっているクラブミュージックと違って、とにかくメロがいいんです。ミディアムテンポで進んでいくんだけれど、そのメロを活かすためにすべての楽器、コーラスが引き立て役に回っていていい雰囲気をかもし出しています。これぞブリット・ソウルの真骨頂って感じかな。
個人的には、常套的なギターカッティングと後半のフリーソウルっぽいオルガンの音色が好きなんです。
どうやら、昨年、新譜も出しているみたいでして・・・そのうち購入してレビューしたいと思います。
Gone With the Wind / Ella Fitzgerald
だれもが一度は見たこのとのあるこのジャケット。そして、気にかかるジャケットの“おばちゃん”。今夜はエラの名盤から。
実は、恥ずかしながらこのレコードを買ったのはごくごく最近なんです。ずっと気にはなっていたんだけれど・・・、本能的に泥臭いロックが好くな私にはなかなか手がでない高嶺の花だったのです。
そして、実際に聴いてみるとこのオープニングナンバーですぐにこのレコードの世界に酔いしれてしまいました。イントロの繊細なギターの音色、しっかりと脇を固めるリズム隊、艶やかな声のエラ・・・何をとっても捨てがたいのですが、曲の最後部分のエラによるスイング感満点のスキャットには心底感動を覚えました。
あんななめらかに唄っていた女性が、こんなスキャットをして見せたら・・・そのギャップにどんなに多くの人が引き込まれていくんだろう?
Refugee / Tom Petty & the heartbreaker
私も大好きな70年代のアメリカン・ロック、その魅力はブリティッシュ・ロックには欠けていたラフな感覚なんじゃないでしょうか。
久々にそんな気持ちになってしまい、高校時代の行きつけのレコード屋で買ってしまったのが、このトム・ペティのアルバムでした。実は、ハートブレーカーズ時代の音源は初体験なのです。
そして、1曲目のこの曲、派手さはないけれどそんなラフな感覚がAメロのボーカルからも感じることができます。もちろん年代的に音づくりの好き嫌いはあるけれど、ライブで観れたらカッコイイだろうなぁっと感じてしまいました。
他にも珠玉の曲たちがざわめいていて・・・今までこんな名盤を聴いていなかったとは・・・お恥ずかしい限りです。
in the mood/Glenn Miller
無性にスイング・ジャズが聴きたくて、帰省先でCDを買ってしまいました。
とっても有名なこの曲、もはや知らない人はいないのではないでしょうか?ジャズに明るくない私でも存じておりました。
何が好きって、このあか抜けたアレンジが好きですわ。イントロから畳み掛けるようなホーンセクション・・・そして、掛け合いとソロ回し。演奏を楽しむ要素がいくつも垣間見えていいですねぇ。
正月早々、こんな素敵な曲を聴いてしまうと、私なんぞ浮気性なもので、今年はスイングジャズも集めてみようかなぁって気分にもなってしまいます。