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ウクレレクリスマス/関口和之、petty booka etc.

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いよいよカウントダウンの始まったクリスマス。私にとって、最高のクリスマスソングがコレ。もちろんウクレレがメインな訳ですが、それだけにとどまらない魅力があるんです。
まずはペティ・ブーカのキュートな歌声。過去にも書いたことがありますが、彼女達の歌はホントに癒されます。この曲でも裏パフィーぶり全開です。
そして、ベース。さすがはサザンのベーシスト。ウクレレだけれど、ハワイアンではなくカリプソっぽいリズムとなっています。そこがまたポップさを増している要因なんだろうけれどね。
そうそう、歌詞に“エルヴィスのブルー・クリスマス”ってくだりがあるのもロックファンを引き付ける大切な要因でした。
いろいろと魅力はあるけれど、たいしたヒットはしていない模様・・・。私以外のこの曲のファンの方、いたら名乗りをあげてください。

≪From アルバム『ウクレレ カレンダー』≫

Stepping Stones/G. Love & Special Sauce

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不良っぽさ・・・それはブルースにあこがれるロック少年の永遠のテーマではないでしょうか?かくいう私もこのキーワードには昔から憧れを抱いております。

今日の曲は、まさにそれを体現化したような曲。高校時代から大好きでした。
彼はいい意味でヒップホップをはじめとするブラックミュージックを退化させた人。テクノロジーに頼るのではなく、ヒップな感覚をブルースにまで戻してしまったのです。

この曲では、その感覚が爆発!!とってもヒップなブルースに仕上がっています。バックのスライドギターと跳ねるようなボーカルの絡みは、他のミュージシャンではなかなか味わえません。
心の底から“かっこいいー!!”。

≪From アルバム『Yeah, It's That Easy』≫

White Christmas / The Beatmas

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今年も街中、クリスマス色が高まってきました。
私の住む名古屋でも、駅前なんか眩しいくらいキラキラです。当然、街中でもクリスマス・ソングなんかが横行しているわけで・・・。

と、いうことで今日は、ロックファンの必携のクリスマスソングです。とっても有名なので持っている人も多いのでは?とおもいますが、かの有名なこの曲です。

イントロを無理やり「ticket to ride」にして、それをベースに進んでいるところだけでも既に私のヒットポイント。もちろん、コーラスなんかもいかにもビートルズっぽくって、ホントは神聖なはずのこの曲にロックを感じてしまいます。そのギャップがまたツボでもあります。

当然、不自然さがないわけではないですが、私は結構好きですわ。
それにしてもよく考えたなぁっと関心してしまいます。

≪From アルバム『クリスマス!』≫

誰も奪えぬこの思い/Ella Fitzgerald & Louis Armstrong

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ジャズについては本当に難しいことはわかりません。でも、やっぱり姿勢を正して聴くようなジャズよりはラフな格好で楽しめるジャズの方がすきなんだなぁ。

このアルバムは、ジャケットを見てもわかるとおりとっても普段着なジャズなんです。内容もそのまんま、とっても楽しそうにデュエットしています。
そんな中でこのスタンダード曲、この二人の個性がとてもはっきり出ていて、歌い手による曲の違いを楽しむことができます。

最初はエラ。彼女はもちろん美声で誰もがうっとりするような素敵な歌になっています。

後半はなんと言ってもサッチモ。最初はトランペットを吹いていたのにスキャットを手始めにメインボーカルを奪うのですが、このダミ声でこんなバラードを歌われた日には、もう卒倒してしまいそうです。賛否両論あるとは思いますが、ある意味最高のボーカリストではないかと。少なくとも私は大好きです。

そうそう、ちなみにバックのピアノはオスカー・ピーターソンだそうで・・・なんと豪華な顔ぶれのセッションなんでしょう。立ち会えた人は幸せだなぁ。

≪From アルバム『Ella and Louis』≫

真夜中を突っ走れ / John Lennon

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今年も気がついたら、彼の命日が過ぎようとしていました。私が生まれた翌年だからもう26年。いまだにジョンの存在の大きさは嫌でも伝わってきます。

そんな彼の地味なアルバムからの1曲。いろいろと精神的にも不安定な時期だったらしいけれど、だからこそ研ぎ澄まされた何かを感じるんです。彼の原点のようなシンプルなポップソングに、ビートルだった呪縛を解き放つかのような洗練された都会的なサウンド。特にこんなひとりハモリやジャジーなホーンはビートルズならありえないよね。

そりゃ「イマジン」頃までの真摯なメッセージは少ないかもしれないけれど、ポップスの本質が詰まったこの頃にももっと光があたってもいいんじゃないかなぁ・・・って考えるプチ・ビートルマニアでした。

≪From アルバム『心の壁、愛の橋』≫