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It's Only Love /ZZ top

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いまさらながらZZ topです。そう、レコード屋の一番最後の列に必ずある、あのバンドです。実は、中坊の頃からこのバンドのことは大好きでした。特に70年代の音源はね。図太く、時にルーズなギターの音と強靭なリズム隊の組み合わせがカッコイイのです。

今日のこの曲は、まさにそんな一面が見えるブギーです。
なんつってもイントロのルーズなギターからぶっ飛びです。ストーンズばりのルーズさでとってもロック!!当時の流行だったスワンプなんかも意識したんだろうけれど、そこらのバンドじゃこのノリは出せません。

ギタリストとしてのロック魂をくすぐらる1曲ですねぇ。

≪From アルバム『Tejas』≫

She's A Woman / Jeff Beck

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今日は、定番の一枚から。
このごろ、メロディーをギターで演奏するって曲を聴くことが少ないと思いませんか?私個人としては、間奏なんかでギターを使ってメロをなぞるのはとても好きなんですけどねぇ。演奏していても面白いのです。

っで、この曲はその極致のようなもの。なんたって、曲はビートルズ、プロデュースはビートルズと組んでいたジョージ・マーティン、演奏は天才ジェフ。これで悪いはずがないのです。

少人数編成で、どっしりとした音作り、そして、ジェフのギターの音色へのこだわり。そのすべてに「simple is the best」を感じてしまいます。こんな曲をオカズにギターを弾きたくなる私なのでした。

≪From アルバム『Blow By Blow』≫

孤独の旅路/Neil Young

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私は小奇麗な格好をするのが苦手です。むしろ嫌いなのです。逆にキタナイ格好は永遠の憧れなんです。よれよれのTシャツなんて大好物!! そんな私の嗜好は、この人が好きだからかもしれない。

ジャケから見る限り、この頃の彼はとってもキタナイ。そんな格好の男が、こんな素敵な歌を唄うからたまんないんだよね。派手な歌ではないし、声も決していい声ではない。でもね、心に染込むようなメロディ・ラインは誰の心に対しても共通のものではないでしょうか?

こんなことを書きながら、心の中で「長髪願望」が目覚めそうな私でした。

≪From アルバム『Harvest』≫

しゃアない節 / 桑田佳祐

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もう10年以上も前からの愛聴盤。サザンとは違った雰囲気のシンプルなサウンドが好きなんです。そのなかでもこの曲は、桑田さんのメロディセンスに加え、ギターの小倉博和さんのセンスが弾けているような気がして、とても好きなのです。

何が好きかというと・・・桑田さんのボーカルに掛け合うようなストラトの音。まったくのブルース・ギターではなく、どちらかというとメロディック。こんなセンスの良いギターはなかなか聴けない。
そして、音の隙間を大切にしたアレンジ。これがあるからすべての楽器のシンコペーションが良く見えてきます。

何回も彼のプレーを生で見ているけれど、歌心あるギターの演奏は毎回新鮮な驚きを与えてくれます。

≪From アルバム『孤独の太陽』≫

JUST YOU / Sonny&Cher

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60年代のアメリカン・ポップの香りがプンプン漂うこの曲、夕暮れ時に無性に聴きたくなります。前から気にはなっていたものの、最近になってやっと耳にする機会をえて、休日の夕方に良くかけています。実は、フィルスペクターに憧れをいただいたようで、この曲もロネッツなんかの影響が垣間見えます。


私にはそれと同時に同世代のビーチボーイズなんかのメロディに近いも聞こえてきますが・・・。とにかくフォーク・ロック、フラワー・ロックの少し手前の古き良きアメリカンロックを感じることができる1曲でした。

≪From アルバム『The Beat Goes On: The Best of Sonny & Cher』≫