やっぱりレイ・チャールズは大好きなんですねぇ。中坊の頃に初めて聴いて以来、なんとなく危険な香りがする歌にのめりこんでいました(最近の映画でその「危険な香り」の理由が少しわかりましたが)。この曲もそんな雰囲気の曲ですが、当時としてはなんと先鋭的だったことか。イントロでいきなり電子オルガンの音がブリブリいって、中間のコーラス部分ではパーカッシブなドラムが音を埋める・・・天才です。
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what'd I say/Ray Charles
Crying, Waiting, Hoping /Dave Mason
このジャケット、素敵でしょう?
ジョージやクラプトンとも親交の深い彼の75年のアルバムのからです。1曲目のタイトル曲はファンキーなインスト曲。
これもかっこいいけど、あえてバディホリーのカバーであるこの曲を。
なんと、カリプソチックなアレンジでとっても新鮮。特に右の方に聞こえるリズムギターがなんとも素敵。改めて、彼のセンスを感じる一曲でした。
saturday in the park/Chicago
私と同じ世代の人間にとって、シカゴは少し敬遠されているかもしれません。世間では“ブラスロック”なんていわれているけど、そんなこと気にせずにとってもよいポップスを提供してくれます。もちろんみんなが知っているこの曲もそんななかのひとつ。硬くレンジの狭いピアノに始まり、踊るようなベース、耳になじみやすいメロディまですべてのパートがアレンジが行き届いている感じ。若い人はぜひ聴いてみて!!
Que Sera Sera/Doris day
最近はCMでもおなじみのこの曲、ハタチを過ぎた頃にとても好きになりました。この時代の大衆ポップスは映画のBGMとして使われることが多く、この曲も多聞に漏れずそんな1曲です(多分・・・)。ドリスディのキュートな歌声はワルツにとてもあっている気がするし、わかりやすいフレーズなのですぐに口ずさんでしまう。古典ポップスは明快なところがとってもよいねぇ。
Monk's Mood /Thelonious Monk
久々の書き込みはジャズから。わたしのファバリットピアニストのセロニアスモンクの最高に素敵なこの曲。実は収録されているアルバム中唯一バンド形式で録音されているもの(他の曲はピアノだけ!!)。その名のとおりモードの様式なのだけど、この人のタイム感覚はすごい。モードはあえて音や時間のスキマを作るだけに高度なセンスが要求されると思うのだけど、この人は時間と空間を自在に操ることができるようです。まったく無駄がない。マイルスがモンクにいちゃもんをつけたという逸話があるけれど、そんなセンスへの嫉妬があったんじゃないかなぁ・・・なんて、私の想像です。